真崎一恵(( )俳句会)第二ボタン外し胸張り顔しかめ
春の雨希望の緑空高く
人波を撫でて帰った春の夕
ポケットの中に鍵なし春浅し
卒業の日に友の数倍増す
とこうわらび(( )俳句会)学生の皮をはぎ取る春一番
雪解けや別れの日まであと一歩
学び舎の新陳代謝春来たる
卒業や取り残されたパイプ椅子
桜咲き何事もなく時の過ぐ
曾根 毅(「LOTUS」同人)納屋の土筆卒業の日は寝て過ごし
前北かおる一堂に再び会し卒業す
十二年歌ひし校歌卒業す
卒業のエスカレーター自動ドア
真崎一恵(( )俳句会)第二ボタン外し胸張り顔しかめ
とこうわらび(( )俳句会)学生の皮をはぎ取る春一番
曾根 毅(「LOTUS」同人)納屋の土筆卒業の日は寝て過ごし
前北かおる一堂に再び会し卒業す
もてきまり前の世の情事の余韻萩こぼれ
木村オサム(「玄鳥」)目の前の烏瓜より説得す
仲田陽子紙ヤスリかけても良夜凹凸す
月野ぽぽな(「海程」)水よりも水音澄みわたる夕べ
関根誠子(寒雷・炎環・や・つうの会)百日がもう了るのね百日紅
ななかまど(( )俳句会)満月を香ばしく焼く日曜日
真崎一恵 (( )俳句会)秋風や底意地悪いクロワッサン
とこうわらび (( )俳句会)送り火に送られゆくや夜の道
川嶋ぱんだ (( )俳句会、船団の会)初紅葉椅子よりながい君の脚